働いていなくてもOK!専業主婦がお金を借りるための三つの方法
専業主婦はお金を借りられなくなった、という噂を聞いたことはありませんか? それには理由があります。2010年に改正貸金業法という法律ができたからです。この法律で「総量規制」という制度が始まりました。総量規制というのは、大雑把に言うと「貸金業者は年収の3分の1以上貸してはいけない」という法律です。総量規制ができたことによって、収入の3分の1以上の金額を貸した貸金業者は行政に罰せられることになったので、簡単にはお金を借りられない場合も出てきたのです。これから、「収入が0の専業主婦はお金が借りられない?」という話が出てきたのではないかと思われます。
しかし、総量規制についてきちんと知っておけば、専業主婦であってもお金を借りることができます。その方法の糸口は、総量規制の「除外」と「例外」にあります。
ます、総量規制の「除外」には「家や車などのローンのための貸付け」などの場合が当てはまりますが、この場合総量規制は当てはまりません。つまり、「家のローンのための貸付け」など、総量規制除外に当てはまる場合、年収の3分の1以上の借り入れが可能なのです。
一方、総量規制の「例外」には「配偶者と併せた年収の3分の1以下の貸付け」というものが存在します。これは、返済能力が認められれば、収入が0の専業主婦でも夫の年収の3分の1以下の金額であればお金が借りられる可能性がある、ということなのです。あくまでも可能性という話ではありますが。
専業主婦でも借りられるといっても、確認しておきたいことがあります。まずは、夫が安定した収入を得ていることです。借りたお金はもちろん返さなくてはなりませんから、その返済能力は夫の収入からしか見込めないためです。
次に、夫が現在クレジットカード会社や消費者金融から借り入れていないことです。既にどこかの貸金業者から年収の3分の1以上の金額を借りている場合は、総量規制の例外といえども借り入れは不可能でしょう。しかし、全く借り入れがない、もしくは夫の年収の3分の1以下の借り入れをしている場合は、お金を借りられる可能性があるでしょう。
最後に、大手の消費者金融会社や一部クレジットカード会社が専業主婦を対象とした新規借り入れを取り扱わなくなったことです。総量規制の例外ではありますが、やはり専業主婦はお金を貸す相手としてはリスキーだからでしょう。専業主婦でも扱ってくれる業者を探しましょう。
以上を踏まえて、専業主婦がキャッシングするための方法が三つあります。一つ目は消費者金融を利用すること、二つ目はクレジットカードのキャッシング枠を利用すること、三つ目は銀行のカードローンを利用することです。
前述のように、夫の安定した収入、借金がないことが前提ではありますが、この二つが揃っていない場合は返済が厳しくなる可能性がありますので、キャッシングを利用することをおすすめしません。また、専業主婦でも利用できる業者が少なくなったことは大きな壁であるかもしれませんが、夫の同意書や収入を表す書類を提出すれば専業主婦でも審査が通る可能性がありますので、諦めずに試してみてはどうでしょうか。
どの方法で借りるにしても、お金を借りる前は必ず夫に相談しましょう。お金を借りることで今後どうなるのか、返済は滞りなくできそうなのかを一緒に考えましょう。何より夫婦間の信用問題であります。普段からコミュニケーションをとって、いざという時に相談できる関係でいたいですね。
また、お金を借りる時は、借りすぎや無計画な返済計画にはくれぐれも注意してくださいね。借り入れの際の注意点などはよく理解し、計画的に返済していけば、いざという時にあなたを助けるものになるでしょう。