借金の返済ができない時の対処法

どうしても借金の返済ができない時にすること・してはいけないこと

急にお金が必要になって少しだけキャッシングを利用したけど、そのうちに借金がどんどん増えていき、とうとう返せない額になった……。こんな状況になってはいけないのですが、借金を返せなくなってしまった人は世の中に大勢います。現在キャッシングを利用している人は「自分は大丈夫」と思っていても、キャッシングを利用している限り、そうなる危険性は皆無ではありません。

とんでもない借金になっていることに気づいた時、あなたはどうするでしょうか。絶望するでしょうか。家族や友人に相談するでしょうか。それとも、逃げるでしょうか……。残念ながら、世の中には返せないほどの借金を抱えたことに絶望して自殺する人や、逃亡する人がいます。しかし、決してそんなことをしてはいけません。そうすることで借金が消えてなくなるわけではありませんし、あなたが借りたお金なのですから責任を持って解決に当たらなければなりません。

「そうは言っても、自分ではどうしようもない借金をどうすれば解決できるのか?」と思うかもしれません。「何をすればいいか分からないから」と何も行動しなければ、時間ばかりが過ぎていき、その間にも利子はどんどん増えていきます。また、返せない借金をそのまま放っておけば金融業者に裁判を起こされ、給料を差し押さえるため勤務先に借金をしていることが知られてしまったり、下手すると退職を求められる可能性もあるのです。

あなたがしなければならないことは、一刻も早く司法書士か弁護士に相談することです。彼らはお金の問題に関するプロですから、あなたが抱えている問題の解決に当たってくれることでしょう。「自分の力では借金を返すことができないのではないか」と感じた時点で、すぐに法律家に相談しに行きましょう。少しでも早く行動することが、より賢明なのです。

司法書士や弁護士に相談しに行けば、家族や勤務先に借金していることがバレるのではないかと不安に思われている方はご安心を。彼らも法律家ですから、相談内容を勝手に他人に漏らすということはありません。実際に配偶者にも知られずに解決できたという人は沢山います。ですから相談時は、現在どこの会社からどれだけの借金をしているのかなど、包み隠さず話してくださいね。後から別の借金が発覚すると、それだけ解決するのが遅れますから。

相談さえすれば、法律家は借金解決への道筋を示してくれるでしょう。それは債務整理といい、債務整理には、過払い金返還請求、任意整理、自己破産、個人再生の四種類があります。ここでは割愛しますが、それぞれにはメリットとデメリットがあります。法律の専門家があなたの状況を見てどの方法がいいのかを考えてくれますが、あなた自身もその解決方法を取ることでどうなるのかをしっかりと聞いておきましょう。

なお、法律家に解決してもらうのだから、その依頼にいくらくらい掛かるのかは心配になりますよね。相談先にもよりますが、初期費用はゼロで、後は成功報酬として決められた費用を払うようです。相談したいけどお金がない人は、初期費用の要らないところを探してみましょう。

実際に行動を移すのは勇気のいることですし、法律家に相談しに行く直前がおそらく最も不安と絶望を感じている時でしょう。しかし、行動して良かったと思うに違いありません。少しの勇気を持つだけで、借金を返せない恐怖から解放され、道が開けるのですから。